前回のページで、アンカーテキストの分散によるSEO効果について少し触れたので、ここでもう少し詳しく説明したいと思う。
また、被リンクの数や同系列サイトからのリンクの効果についても検証してみたいと思う。

アンカーテキストの分散は、最近のGoogleのいわゆるペンギン対策である。
アンカーテキストが全て同じであったり、モロにキーワードのみであったりするのは非常に危険だ。
以前はモロのリンクが絶大な効果があったのだが、今ではペナルティ発動の温床となりかねない。
だからといって、全くないのもランクアップが厳しく、「モロリンク」とキーワードを含めたフレーズによるリンク、このバランスが大切なのだろうと思う。
自然リンクの場合、URLやフレーズによるリンクが多いのは言うまでもなく、キーワード単体によるものはほとんど期待できないだろう。
自然リンクとはそういうものだ。
なので、キーワードを含めたナンカーテキストの分散は、極めて重要なのである。
アンカーテキストの分散は、ペナルティリスクを軽減しつつ、ランクアップにも貢献させようというものだ。
ランクアップには多少のキーワード単体による特効薬も必要なので、バランスが重要だ。

●様々なキーワードの検証
あるキーワードで、上位表示されているサイトをいくつか検証してみたところ、やはり被リンクの数とリンク元サイトの同系列はあまり関係ないようだ。
一般に、同系列サイト(ページ)からのリンクの方が、リンク価値は高いとされている。
一昔前であれば、確実にそれは言えているのだが、最近では様相が全く違っているのだ。
上位表示されているサイトの多くは、全く関係のないサイトからのリンクが多く、しかも単独キーワードモロリンクが多い。
これは正直以外であった。
モロリンクは、やはりそれなりに威力絶大であるという証明だ。
なぜ、ペナルティを受けないのかが不思議だが、おそらく被リンクの総数と関連があるのではないかと思っている。
被リンク数が以上に多いと、ペナルティ発動のリスクが高まると思うのだ。
逆に被リンク数が少なく、ランクアップに貢献する貢献する強いリンクが多ければ、SEO効果としては高いのだろう。
ただし、これらの場合はリンク1票の重みが重すぎるので、ひとたびこけると一気に県外に放り出されるだろう。
安定した上位表示を実現するには、それなりの被リンク数も必要なのかもしれない。
偏った対策では、今は良くてもいつかは痛い思いをするはずだ。

●リンク効果の検証
SEOでは依然として外部リンクが重要である事にかわりはない。
ただし、リンクの価値は同じ1票でも格差がある。
アンカーテキストにキーワードが含まれているかどうか、リンク元ページも狙いのキーワードでリンクされているかどうか、他にもリンク元のページランクがどうかなど、様々な要素が含まれている。
これらを検証し、分析する事によって、効果的なリンク・危険なリンクを分析する事ができる。

●オールドドメインについて
SEOをやる上で、ページランクは重要である。
しかし、自演サイトなどではページランク1すら獲得する事が難しい。
そこでオールドドメインがよく使われるわけだが、非常に危険なので取扱いには十分注意が必要だ。
今まで使った事がない人は、やらない方が無難である。

健康状態のチェックは必須
オールドドメインを使用する場合、いきなり本命サイトにリンクを貼るのは危険である。
サイトを作成したら暫く放置し、ドメインの健康状態をマメにやる必要がある。
まずやるべきことは、下記の通りだ。

1.URLで検索してみる。
URLで検索してみて、トップページが一番上に表示され、かつサブページも検索結果に表示されること。
トップページがない場合や、逆にトップページしか出てこない場合は、ペナルティを疑ってかかるべきだろう。

2.site:URLで検索してみる。
上のURL同様、トップページが一番上に表示され、サブページも表示されるのが普通だが、稀にTOPページしか出てこない、あるいは、トップページが出てこない場合があり、これもやはりペナルティを疑うべきだ。

3.アクセス解析を使用し、ロボットがきているかどうかを確認すること。
健康で他サイトからのリンクが多いサイトは、一日に何度もGoogleロボットが訪れてくる場合がある。
しかし、稀にロボットが訪れた形跡がない場合があるのだ。
この場合、URL検索の結果が良かったとしても、ペナルティを受けている可能性がある。
現在の検索結果は、ロボットが訪れていた時のデータである可能性が高いのだ。
その逆もあり、ロボットが3日間きていなくても、4日目でロボットが来る場合がある。
この場合、検索結果が良好であれば、全く問題ない。
それどころか、良質リンク元として一定の価値あるサイトになるだろう。

以上、長文になってしまったが、同系列サイト・アンカーテキスト、ページランク等のリンク元効果について検証してみた。
すこしでもお役にたてれば幸いである。