ホームページの作成でSEOを意識する事の重要性は今さら言うまでもないが、あまり意識し過ぎるのも問題である。
ある程度自然に文章を書く事も大事だ。

因みにSEOは外部要素と内部要素で構成されるが、主にペナルティの温床となりやすいのが外部要素、すなわちリンクである。
既出で申し訳ないが、急激なリンクの増加や、狙ったキーワードでのリンクの比率等、ヤバイリンクはいくつかいくつも存在する。
特にヤバイと思われるものは、自動リンクや自演サイトなどだろう。
特に自演リンクの場合、同じページから自分で管理する複数のサイトにリンクを張りがちとなり、非常に危険を伴うのでやめるべきだ。
また、SEO会社を利用する場合も同様だ。
SEO会社も基本自演サイトなので、自分でやるか他人にお金を払ってやってもらうかの違いだけだ。
SEO会社を利用し、トラブルとなっているケースが多いのも見逃せない。
SEO会社に依頼したところ、順が落ちたが責任を認めない、リンクの削除を依頼しても応じないなど、数多くのトラブルを抱えているのが現状だ。
責任を認める、あるいはリンクを外す行為は、SEO会社にとって責任を認める事となり、返金や損害賠償問題になりかねない。
そのような事情もあり、SEO会社に依頼すると、ペナルティを受けた時に厄介となる事が多いので注意が必要だ。

外部リンクをメインとするSEOは、基本的にナチュラルでなければならない。
しかし、内部愛作に関してはある程度意識したページ構成が必要だろう。
リンクを貼るにしてもキーワードを適度に含ませた方が良いし、もちろん意識しすぎて過剰にキーワードを含ませるのはよろしくないが。
もう一つ注意する点があり、内部リンクを貼る際もキーワードを含めるという事だである。
いろいろなサイトを検証してきたが、内部リンクも程よい割合で狙いのキーワードを含ませた方が良い場合が多い。
だからと言って、全てのメニューにキーワードを含ませるのは良くないが・・・

★仮説の検証
内部リンクは主にメニューに設定するが、内部リンクは実は外部リンク対策に極めて大きな威力を発揮する事が多い。
例えば、本命サイト「A」とは別にドメインの異なるサブサイトBを持っていたとする。
本命サイトAのターゲットキーワードが「不動産」の場合、サブサイトBからリンクを貼る場合、リンク元となるページも「不動産」を含めたキーワードでリンクされている方が好ましいのである。
これは外部リンクを受けていればなおさら良いが、内部リンクでも十分効果があるので、ぜひ試してもらいたい。
ここでもまた注意点がある。
サブサイトBはいわゆる自演サイトではなく、本命サイトAを補うようなものでなければならない。
本命サイトでなかなか表現しにくい部分を、サブサイトで解説したり、ある商品に特化した専門サイトを作成する事がポイントである。
つまり、見る人にとって役に立つ情報を提供する事であり、リンク目的の内容がないコンテンツを作成するくらいならやらない方がマシだ。
いわゆる「自演サイト」は、内容に自信がある場合のみ許され、自身がない場合は許されるものではないのだ。

●サブサイトゼンページにリンクを貼る方法は有効なのか?
自演サイトやサブサイトを持っている人で、全てのページに本命サイトへのリンクを貼る人がいるが、これは効果としてプラスマイナスどちらに作用するのだろうか?
全ページにリンクを仕込む場合、2つの方法による場合が多い。
1つはテンプレートに仕込む方法と、1ページごと手作業で行い、アンカーテキストも異なるものでリンクを貼る方法だ。
ここで絶対にやってほしくないのが、テンプレートに仕込む方法である。
確かに楽なのだが、ペナリティの温床となりやすい非常に危険な方法だ。
基本、全ページにリンクをセットするやり方は推奨できないが、後者の1ページずつ手作業で、異なるアンカーテキストによるリンクは有効のように思える。
おそらくアンカーテキスト分散効果によるものと推測される。
アンカーテキストの分散は、直にランクを上げる効果は薄いとみられるが、ペナルティリスクを軽減させる他、キーワード入りアンカーテキストリンクであれば、ランクアップにも貢献する可能性は大いにありうる話だ。
実際、いくつかのキーワードで上位表示されているサイトを分析してみると、意外と被リンクは少なく、関連サイトが多いというわけではない。

少々長くなってしまうので、続きは次回のページで検証・解説をしたいと思う。